
アーチェリーの成り立ち
アーチェリーは、弓で矢を射ち、標的を狙う射撃競技で、日本では「和弓」と区別するために「洋弓」とも呼ぶれています。
アーチェリーのルーツは、古代に狩猟や戦争の武器として弓矢を使用したことに遡ります。
中国周王朝(BC1027年~256年)時代、トーナメント戦が行われた記録が最古の記録です。
現在、アーチェリーは、屋外の平坦な射場で行われるターゲットアーチェリー、森や山などで行われるフィールドアーチェリー、室内で行われるインドアアーチェリーなど、様々な競技形態があります。
1900年パリ・オリンピックで初めてオリンピック種目として登場。4年後の米国セントルイス五輪からは女子も行われてました。
その後1908年と1920年に2度開催されて以降は、大会種目から外されていました。1972年のミュンヘン大会から再び正式競技として復活しています。
アーチェリーのルール
オリンピックでの競技種目は以下の通りです。
個人(男子・女子)
団体(男子・女子/ミックス)
選手は70メートル離れた地点から、可能な限り、標的の中心を狙って矢を放ちます。
標的は直径122センチメートルの円で、直径12.2センチの金色の中央部分を射抜くと10点となります。中心から外側に向かうに従って、9点、8点……1点と点数が小さくなります。
各選手は15本の矢で的に向かって矢を放ち、得点の高いほうが勝者となります。
オリンピックでは、まずランキング・ラウンンドが行われ、個人は1位から64位、団体は1位から12位まで、ミックス戦(男女混合の団体戦)は1位から16位までの順位を決めます。
この順位に従って、個人戦は1位vs64位、2位vs63位、という形でノックダウン・トーナメントが行われます。
団体戦も同様にランキング・ラウンドを行い、16チーム間でトーナメントを行います。
日本と世界のアーチェリーのランキング
全日本アーチェリー連盟の順位
公益社団法人全日本アーチェリー連盟は、日本におけるアーチェリー競技を統括する国内競技連盟です。略称:AJAF。
本部は東京都新宿区にあり、名誉総裁は、大正天皇の曽孫にあたる承子女王様。
全日本アーチェリー連盟公式サイト内の「日本記録」コーナーにて、各種目の日本記録が公表されています。
世界アーチェリー連盟の世界ランキング
世界アーチェリー連盟(World Archery、World Archery Federation、略称:WA)は、世界156の国内競技連盟が加盟(2016年現在)しているアーチェリーの国際競技連盟です。
本部はスイスのローザンヌにあります。
世界アーチェリー連盟の公式サイト内の「STATISTICS」コーナーにて、アーチェリーの世界ランキングが公表されています。

